谷口はポケットから図書室の鍵を出し、入っていった。
図書カードなどが置かれたカウンターに入って行き、自分の机であるかのような手つきで引き出しを開けて消毒液やら絆創膏を取り出している。
「僕ね、いつもここに薬とか入れてるんだよ」
綿に消毒液を付けて切れた口元などを拭きながらニコリと笑っている。
「お前図書委員やってるのか?」
「ううん、いつもここに来ていたら図書係のおばさんと仲良くなって、鍵を渡してもらったんだよ」
「秘密なんだけど、ミッチンにならバレてもいいかなと思って」
「ミッチンって呼ぶなよ」
僕は小学生の頃、みんなからミッチンと呼ばれていたが恥ずかしいのでやめさせていた。
澤登 育美(さわのぼり いくみ)と言うのが僕の名前で、女の子のような名前なのであまり好きではなかったが、今はもう気にならなくなった。
少し寂しそうな顔をして育美君と言い直した谷口を見て、僕は少し悪い事をしたような気分になった、距離を置きたい訳ではなく単にミッチンと呼ばれたくなかっただけなのだ。
「最近見ないと思ったらココに入り浸ってたのか、本好きだもんなお前」
「うん、本も好きだけどね、みんなが校庭で遊んだり帰っていくのを眺めるのも楽しいんだよ」
「静かな別の世界を覗いているような感じがするんだ」
「谷口、お前まだ田端とかにイジメられてるのか? 学年進んでクラスも変わったのに」
僕は気になっていた事を聞いた。
田端は数人のグループで谷口をいじめているやつだ。
僕がその質問を口にすると、柔らかな目つきで外を眺めていた谷口の顔が一変した。
しばらく沈黙が続き、その場の空気が凍りついたように感じた。
「もうすぐ終わるよ、僕はもういじめられなくなるんだ」
僕に顔を向けた谷口の目が冷たく光ったように見えた。
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@ジャンプ (SM何とかかんとか) (好きなコメント)
これで出来ると思います。
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たとえは
僕の酒動画57へ飛ばすとしたら
@ジャンプ sm2072462 酒動画へGO
みたいな感じです。
分からなかったらまた聞いてください~
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